リスタート。
2018年3月2日 残雪が少なく見える仙丈ケ岳
厳しい冬を越えた。
最低気温―15℃になる伊那市長谷の冬。
家の断熱の能力は皆無に近く、断熱対策に関してよく勉強できた。
さて、もうすぐで僕が長谷に移住して一年が経つ。
ブログを再開したのは一年の整理のためと今後の自分の活動も整理したいため。
去年はあれこれあってできなかったという気持ちであるが、今は自分の進むべき方向が定まってきたのでその活動を残しておきたいという気持ちが強くなった。
それは地域おこし協力隊という制度に対して思うところもあり、
観光産業従事者として考えることもあり、
限界集落に住む一人の人間として感じることがある。
まとまりのないことをまとめるためにこちらに書き綴るので非常に見づらい内容となるかもしれないが、もしこの記事の内容が誰かの役に立てば幸いだ。
怒涛の7月8月。
いい感じに時間が空いたところで更新(笑)
なんだかいろいろありました7月8月。
バイトだと思って関与した鹿嶺高原キャンプ場も運営側に回り、事務全般行うようになり様々な地域の方と関わりながら自分のポジションを探していたような期間でした。
もちろん地域おこし協力隊の仕事もそれなりに向き合い…、山小屋の仕事でヘリコプターの荷揚げで朝3時に起きることもありました。
何かアクションを自分で興そうとするのは非常にエネルギーを使うことで。
チームでやっているキャンプ場も山あり、谷あり。
大学時代の部活を思い出しながら駆ける日々。
縛られるものがなく動けることは、改めて自分は生きているんだなと実感する。
その一瞬を大切にしたい。
塩見岳山頂より。仙丈を望む。
夏山フェスタ in 名古屋
facebookで誰かが発信しているのを拾い、僕の地域おこし協力隊の行政側の窓口である担当係長に嘆願し、伊那観光協会のお手伝いということで参加させて頂きました。
行きたかった理由として、
・まだ登山歴が浅い僕なので、基本的に見るもの触れるもの会う人が変な研修を受けるより身になること。
・南アルプスに近い名古屋開催ということで、近隣の山小屋の支配人の方や関係者が多く、挨拶にいく手間と時間が有効に使える。
・名古屋に行ける。
といったものです 。
普段山の奥地に生息しているので都会の空気に触れることはリフレッシュにもなったし、改めて自分が住んでいる旧長谷村の過ごしやすさを実感出来ました。
名古屋は…、湿気がすごいですね、伊那市がカラッとしているだけかもしれませんが。
登山ライター・小林さんの山小屋談義の様子
とにかく多くの人が集まっておられて、活気があったように思えます。
僕の仕事としては、
・クラブツーリズムさん
のツアー発掘担当の方に鹿嶺高原~入笠山トレッキングルートの紹介。あまり手応えはありませんでしたが、抱えているお客様の母数やノウハウなどから勉強することが多そうです。
・やまスクさん
https://www.yama-school.com/という登山初心者のためにガイドさんがネットで講習をするというサービスを提供している会社のブースにて、代表の北村さんとお話ができたこと。
仙丈ヶ岳でもツアーを組むということで何か力になれたらという思いと、
あるようであまりない登山初心者へのアプローチに取り組まれておるとことが僕のやっている活動とリンクしているので是非将来的にコラボしたいところです。
・伊那市界隈の山小屋支配人に挨拶
皆さま非常にエネルギッシュな方達で、これからお世話になりっぱなしになるので先ずは顔合わせさせていただいたという段階です。
・セミナーなどに参加して勉強しました。
特に長野県警の山岳救助担当の方のお話はわかっていても生々しく、山にいく緊張感を無くしてはいけないものだと再認識させていただきました。
・伊那観光協会(南アルプスジオパーク)
証拠写真。合成ではありません。しっかりアピールしてきました。
全体的な感想として、こういった場は参加して正解だったという印象です。
気になったのは、来場していただいたお客様に対してパンフレットの配布だけで終わってるブースなども多く、せっかくface-to-faceの素晴らしい場所があるのに勿体ないなと感じる場面がありました。
伊那市に住みはじめての2ヶ月ちょっとですが、思った以上に伊那色に染まっている自分を発見できました。
また、都会のお客様にアプローチするのであればどういった場所に住んでいるか見に行くものマーケティングの一つになるなと感じました。
おしまい。
地域おこし協力隊ティーミーティング@南信・宮田村
会場。
普段は1Fカフェとして、2Fは学生向けのパソコン教室としてりようされているらしい。
人数は20名くらいで特に上伊那地域の協力隊が集まっていました。
お一人だけ南信州ビールの会社の方が参加されていて、
民間から見た伊那谷の抱えている課題やポテンシャルについて熱く語っていただきました。
特に僕を含めて4月に入りたての協力隊も多く、これからどうしようかという話題が多かったように思えます。
運営してくださった宮田村の協力隊の方がたや料理全般準備していただいた高久さんには感謝です。
こうした集まりを通じて意識を高め合うことや悩みごとを共有するのは非常に有意義とは思います。
しかし、地域おこし協力隊としての職業柄といいますか、せっかく話した内容を宙に浮いたまま放置してはならないとも感じました。
僕の経験上フワッとした議論が続いてしまうと場の緊張感がなくなってしまい、深い話にならないケースが多いと感じます。
その後、食事を終え、残ったメンバーで〆のラーメンを食し、高久さんの家で男3人続・伊那谷トークを展開してきました。特に僕は山の担当なので南アルプスの小屋事情が聞けて面白かったです。
地域おこし協力隊という役場の人間でもなく、民間の人間でもない、
自治体の外から来た特殊な存在が出きることは限られるかもしれません。
しかし、同じ時間を伊那谷で共有している一人として、
互いのゴールを確認しその後もハッピーな生活を送られることを願わずにはいられない集まりとなりました。
さて、なにしようかな。